DICOM GSDFとは
DICOM GSDFとは、DICOM規格の14章(DICOM3.0 Part14)で規定されている「Grayscale Standard Display Function(グレイスケール標準表示関数)」のこと。
グレイスケール標準表示関数とは、グレイスケール画像を表示する際に、「モニタの場合は輝度がこんなカーブだと見やすいよね」「フィルムへの印刷の場合はこんなカーブが見やすいよね」という二次曲線グラフの数式化したもの。
この数式、一応は人間工学に基づいて算出したものらしい。ただ人間工学とは基本的にアンケート結果の中央値であり、「一般人には見やすいよ」というものな点に注意。つまり、あなたの目の特性と一致するとは限らない。
ようは、みんなで共有するような高精細モニタのキャリブレーションを行う際にはDICOM GSDFの基準値に近くなるように頑張ってね、という話である。自分専用の高精細モニタの場合は、自分の見やすいようにモニタの設定をしましょう。