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「膀胱尿管逆流症」の内視鏡手術に保険適用へ、京都府立医大が初の承認

京都府立医科大学付属病院(京都市上京区)は、尿が膀胱(ぼうこう)から腎臓に逆流して発熱などを引き起こす「膀胱尿管逆流症」を開腹せずに、腹腔鏡と呼ばれる内視鏡を使って手術する技術について、国内で初めて厚生労働省に承認されたと発表した。

この内視鏡手術は開腹手術に比べ、術後の痛みが少なく、傷跡もほとんど残らないなど患者への負担が軽い。承認によって2009年1月から診察料や入院費などに保険が適用されるため、手術を希望する患者が増えるのは確実視されている。

この内視鏡手術自体は既に実用化されていた技術だが、これまでは保険が適用されず、手術費や入院費などを含む治療費の総額が70万円程度必要であった。そのため保険が適用され治療費の総額が5~12万円程度で済む開腹手術を選ぶ患者がほとんどであった。

しかし、今回の承認によって、2009年1月からは手術費以外はすべて保険が適用され、治療費総額は20~30万円程度に下がる見込み。

内視鏡手術を用いれば、開腹手術に比べ、入院期間も1週間程度短縮できることから、同病院は「腹腔鏡の使用も検討してほしい」としている。

問い合わせは、京都府立医大病院 泌尿器科まで。

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