出生21分後の新生児に心臓手術、生後8カ月を迎え無事退院、長野県立こども病院
2009年12月2日水曜日
長野県立こども病院(宮坂勝之院長)は1日、心疾患のある出生21分後の新生児に心臓手術などを段階的に施し、治療に成功したと発表した。
胎児期に3つの重い心疾患が見つかり、一時は「生存困難」と診断されたが、生後8カ月を迎えた同日、無事退院。2~3歳をめどに再手術に成功すれば、普通に日常生活を送れるようになるという。
手術を受けたのは同県上田市の市川寛さん(38)、裕子さん(30)夫妻の次男洋(よう)ちゃん。
病院によると、妊娠7カ月だった1月、洋ちゃんの心臓に循環不全などを起こす
- 大動脈弁欠損
- 僧帽弁閉鎖不全
- 心房間交通閉鎖
大動脈弁欠損がある子供は約15万人に1人で、さらに合併する状態は極めて稀という。
長野県立こども病院は3月、帝王切開で生まれた洋ちゃんを手術室に移し、人工心肺をつけて手術。生後21日、77日、121日にも手術した。
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