PACSニュース

フィルムレスPACSの運用からDICOM医用画像の解析まで。

DICOMとは

DICOM(ダイコム)とは、Digital Imaging and COmmunication in Medicineの略で、米国放射線学会 (ACR) と北米電子機器工業会 (NEMA) が開発した、CTやMRI、CRなどで撮影した医用画像のフォーマットと、それらの画像を扱う医用画像機器間の通信プロトコルを定義した標準規格のことである。

DICOM画像は、撮影直後はビットマップ系のRAWデータを用いる場合が多く、DICOMサーバなどでの長期保存時にはRAWデータのままではファイルサイズが大きいため、RLE圧縮やロスレスJPEGなどの劣化のない可逆圧縮形式を用いる場合が多い。これは放射線画像は最低でも3年間、読影レポート付きの場合は5年間、劣化させずに保管する必要があると薬事法で定められているためである。

対してDICOMサーバからのDICOMビューアへの読影用や参照用の配信時には、ネットワークの通信量を減らし、レスポンスを向上させる目的で、ファイルサイズの小さいJPEGやJPEG2000、独自フォーマットへ変換している場面も見受けられる。

ラベル: ,

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム