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がん重粒子線治療の公開講座が開催、佐賀県

14日、切らずに癌を治す「重粒子線治療」についての公開講座(佐賀県損害保険代理業協会主催、佐賀県共催)が佐賀市のメートプラザ佐賀(正式名称は「佐賀勤労者総合福祉センター」、佐賀市兵庫町大字藤木)で開催された。

佐賀大学医学部の工藤祥教授(放射線学)が講演し、治療法のメカニズムやデータを解説。「従来の放射線治療や外科手術では治療困難だった種類の癌にも有効」と効果の高さを説明し、鳥栖市に2013年開業予定の「九州国際重粒子線がん治療センター」についても計画内容を紹介した。

パネル討議には実際に治療経験者も参加し、「苦痛がなく、治療の実感がわかないほど」と、治療効果や感想を語った。

4年前に重粒子線治療を受けた福岡県の前園俊介さんは「治療時間は1回30分と短く、患者のQOL(生活の質)を考えれば、非常に優れた治療法」と実体験を紹介した。

また、三井住友海上火災保険の上原辰也佐賀支店長は、佐賀県と保険会社26社が結ぶ協力協定に触れ、「重粒子線治療を知ってもらうと同時に、安心して治療を受けられる保険を用意し、万が一に備えてもらうことが大事だと考えている」と述べた。

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