福島医大、研究棟の新築断念、MRIなどの機材だけは導入
2009年11月24日火曜日
20日、福島県は国の1次補正予算の減額に伴い、福島県立医科大学に予定していた「地域産学官共同研究拠点」の新築を断念し、既存研究棟を増築して施設を設けると発表した。
文部科学省の補助金を充てる予定だが、総額が695億円から263億円に削減されたため、現行計画で補助金交付が採択されるのは困難と判断。事業費を約20億円から約11億5000万円に圧縮した。
同拠点は、他大学や民間企業と連携し、新規抗がん剤や医療機器の開発を行うために新設する計画。
従来の計画では、鉄筋コンクリート5階建て延べ床面積3035平方メートルの研究棟を新築し、動物用MRI(磁気共鳴画像化装置)などの研究機材を入れる予定であった。
新計画では、現在ある「実験動物研究棟」を約700平方メートル増築し、周辺の研究棟も利用するため渡り廊下で結ぶ。導入する研究機材は変更せず、分散配置を予定している。
福島県は同日、新計画を国に提出し、今月中にも選定結果が通知される見込み。
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