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献血でネイルアート無料サービス、和歌山県赤十字

和歌山県赤十字血液センターは、女性に気軽に献血をしてもらおうと、和歌山駅前献血ルーム(和歌山市美園町5)でネイルアートの無料サービスを始めた。

毎週木曜の午後2~4時に献血した女性が対象で、IBW美容専門学校(和歌山市雑賀屋町)の生徒がボランティアで塗る。

基本はエナメルのマニキュアで、色やグラデーションが選べる。ラインストーンやシールも追加できる。

初めて献血した和歌山市木枕の会社員の52歳の女性は「マニキュアを目当てに来た。きれいになってうれしい」。担当した同校1年の越本季代子さんは「喜んでもらってやりがいを感じた」と語った。

献血ルームの2008年度の献血者数は延べ1万1861人で約7割が男性。10~20代も少なく、若い女性が献血を体験するきっかけにしようと企画した。

ほかにも抹茶と和菓子(毎月第2水曜日、先着30人)、手相占い(同第2水曜日午前10時~午後1時)なども実施している。

献血を支えた団塊の世代が退く一方で、若者の献血離れが深刻だといい、全国の献血者数はピークだった1980年代から半減。一方で事故や外科手術時、放射線治療・抗がん剤治療後などの血液需要は増加傾向にある。

10月は新型インフルエンザの影響もあり、県内の全血献血数は前年同期比99.4%と微減。対して和歌山県内の医療機関への供給数は約1割増加しており、供給数に対する採血数は89.9%と下回っている。

献血ルームでは、200ミリリットルと400ミリリットルの全血、血小板と血漿(けっしょう)の成分献血を受け付けている。使用期限は全血製剤が採血後21日だが、血小板製剤はわずか同4日。

献血できるのは一部を除いて18~69歳の男女。再採血までの期間は、成分献血は2週間、200ミリリットルでは4週間、400ミリリットルでは8~16週間あける必要がある。

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