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金沢大学病院、高次人間ドック導入検討、PET-CTなど活用

20日、金沢大学附属病院は、病院内に高次人間ドックを導入する検討を始めたと発表した。

来年夏に同病院敷地内に開業予定の医療施設「金沢先進医学センター」と連携し、精度の高い医用画像診断装置(PET-CT)などの最新設備を活用する。北陸三県の経済人らによる「金沢大学病院医療支援機構」も高次人間ドックの実現を後押しする。

今月11日に開かれた病院運営委員会で、金沢先進医学センターの開業に合わせ、人間ドックを含め、最新設備の活用策を検討する方針が報告された。

同センターは、民間事業者が整備、運営する医療施設で、がん病巣の存在をとらえるPET(陽電子放射断層撮影)と、位置や形態を把握するCT(コンピューター断層撮影)を組み合わせた「PET-CT」、PET検診に使う放射性薬剤の製造装置「サイクロトロン」など、最新鋭の設備を備える。

施設の運営主体となる医療法人社団「金沢先進医学センター」が設立されている。

金沢大学病院医療支援機構は、金大附属病院の高次人間ドックの導入やフロンティア医療の推進を支援する目的で、今年4月に設立された。

金大附属病院は今年、外来診療棟の完成で10年越しの再開発事業が終了し、より地域に密着した役割として、高次・高度な人間ドックの導入を求める声が出ていた。

高次人間ドックについては、東京大学をはじめ、他の大学病院でも設置する動きが広がっている。

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