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「重粒子線がん治療」講演会、佐賀県鳥栖市

23日、重粒子線がん治療についての講演会(放射線医学総合研究所主催)が、九州初の治療施設建設が進む佐賀県鳥栖市のサンメッセ鳥栖で開催された。

講演や治療体験者を交えたパネル討議で治療の現状などを学んだ。

鎌田正重粒子医科学センター長が講演し、「高リスク患者が半数以上を占める中、生存率、非再発率とも90%を超える」など、治療の現状や短期間で痛みのない治療法を説明した。

パネル討議には、橋本康志鳥栖市長や多数の研究者らが参加。橋本市長は「九州の産業にも刺激を与える施設。自宅から通える”日帰りがん治療”の恩恵は大きなメリット」と語った。

実際に重粒子線治療を経験した寺崎宗俊・佐賀新聞社編集主幹は「何も感じないまま終わる優れた技術。ただ、医師からこの治療が選択肢に挙げられないことも多く、認知度を高めるとともに、患者側の情報収集も必要」と課題を挙げた。

質疑では、同医療施設の安全性への質問もあり、千葉県や群馬県にある同様の医療施設で放射線漏れがないことなどがデータとともに説明された。

佐賀県鳥栖市の同医療施設は2013年春の開業を予定している。

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